原点回帰に挑んだ新作『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』プレイ雑感  ~ ゲーム好きの戯言ブログ

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原点回帰に挑んだ新作『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』プレイ雑感

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『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』公式サイト

チュンソフトより2011年12月17日に発売された『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』(PS3/PSVita)。
本作のミステリー編を終えた段階での雑感、若干のネタバレを含みます。
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『かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相』から5年、初代『かまいたちの夜』からは17年という歳月が流れ発売された待望の最新作『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』。チュンソフトから発売された『弟切草』からホラー、ノベルといった要素が好きになり1ユーザーとしてもとても待ち望んでいた本作。

本作では初代『かまいたちの夜』の原点回帰をテーマにしている事もあり、「雪・ペンション・連続殺人」といった内容を扱いながら登場キャラを一新し、そこにこれまでベタ付けだったシルエットを動きのある3Dシルエット、ただ読むだけだった台詞にボイスを付けるなど新たな要素を組み込んでいる。


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ワクワクしながら始める、グラフィックは見事、そして動きのあるシルエットも悪く無いと思いながら、この後どの様な事件が繰り広げられるのだろうと思いを馳せる。ただボイスに関してはこれまでのシリーズをプレイしていると若干の違和感を感じる。
小説は文字のみだからこそ読み手がその情景など思い浮かべることが出来その人だけのストーリーが出来上がる。サウンドノベルはそこに音楽や映像を盛り込ませる事により臨場感を出し、プレーヤーをその世界に容易に入り込ませることが可能になっているものだと思っている。

だからこそ、今回のボイス採用に関しては自分の中でも賛否があり別にあるならあるで良いと思いつつも、ボイスがある事により想像力が狭まり単調になってしまうんじゃないかという考えもある。

個人的にはボイスはいらない、ボイスがある事によりテンポが乱される、それにボイスを無視しテキストを読み飛ばすと次の台詞にボイスが被さり見事に違和感が出てくる。できることならアップデートなどで追加できるのなら、オプションにボイスの「ON/OFF」機能を実装してほしいところ。


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肝心の内容は本編であるミステリー編をクリアし、その後のサイドシナリオ「犯人当て ―鎌鼬の夜編―」をクリアしたところですが、至って普通のミステリー。初代で感じた感動は無く、その辺にあるミステリー小説をただ読んでいるかの様な読後感。初代は昔の記憶だから美化されているなどということは無く、まぎれもなく名作だと思う。

今回何故凡作と感じてしまったか、それは登場人物の「オーモリ」の存在、それに犯人の殺人動機、最後に原点回帰を意識しすぎた為か初代のオマージュと思われる「黒井爽一郎」、「メッセージカード」の存在が弱すぎるといった様々な要素が絡み合った結果だと思う。
現代風を取り入れたかったのか、オーモリという所謂オタクキャラを持ってきているわけだがどう見ても雰囲気をぶち壊しているだけのキャラにしか見えない。黒井爽一郎に関しても前作の「田中一郎」を彷彿とさせる出で立ちだが、それ以外の何者でも無い中身の薄いキャラ。「メッセージカード」に関しても用途が微妙すぎて初代の「こんや、12じ、だれかがしぬ」のインパクトには遠く及ばない。ミステリー編の犯人の殺人動機に関して、最初の殺人こそ動機があれどそれからの殺人に関してははっきりとした殺人動機も語られず「多分こうなんだろ」と自分で考えるだけに終わっている、考えたところで「何でこんな最悪な結果にしたんだろ?」と疑問しか残らない。


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音楽や雪山のペンション、そこを映し出す映像により雰囲気はとても良いが、結局のところ先の理由などがあり凡作に留まっている。サウンドノベルは小説と違い様々な選択肢があるからこそ全てに理由付けは難しいかもしれませんが、そこをやってこその作品だと思います。例えば主人公が好意を持っている立花京香を犯人と仮定した人物と一緒に残すのとか有り得ないと思いますし。

推理に関してはこれまでのように自分で名前を入力し犯人を決め、その後は2つの手がかりから1つの仮説をたてるという今作からの新たなシステムで犯人を導き出すというものになっていますが、新しくて面白いと思いつつも何度でも失敗していいので緊張感に欠けるかなとも思ったり。ただこの辺りは間違えて何度もやり直すよりはこれでいいのかなとも思った。


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DLCに関して、ピンクシナリオがDLCなのは有り得ないだろ!これまでの全てやり終えてようやくピンクのしおり、そこからのピンクシナリオを楽しみにしているユーザーを馬鹿にしてる。その他のシナリオに関してはソフトに元々収録されている内容のボリュームが分かりませんが、十分な内容に追加としてあるなら良いが不十分と感じさせる内容でそこから追加シナリオで補完する場合は無い。満足した上で更に追加シナリオがあるというパターンが理想的じゃないだろうか。ただそのシナリオに関しても現在400円でアナウンスされているがこちらのボリュームはどの様なものなのだろう…収録されているシナリオと変わらない程度なら200円、せめて300円。そして安価なシーズンパスのようなものが用意されていたら尚いいなと思いました。

まだ全てをプレイしたわけでは無いので、これだけで決めてしまうのはナンセンスかもしれませんがミステリー編はシリーズの肝とも言えるのでしっかり作り込んでほしかった。マイナスな事ばかり言いましたが、決して駄作では無い、楽しめますが今回は過度の期待をし過ぎてしまったのかもしれません。残りのシナリオを全てプレイし、追加シナリオに関しえては考えていきたいと思います。
本作が初めての人は是非とも初代をプレイしてほしいですね。
それにしても、今回は犯人が分かりやす過ぎだった…


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[ 2011/12/26 21:48 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(1)
プラチナ獲得後、鎌鼬編もやりましたが
私も絆さんとほとんど同じ感想ですー(>_<)
つまらない訳じゃないので次回作に期待します・・・!
[ 2011/12/27 01:32 ] [ 編集 ]
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